ボードゲームには相手がいる。そして、お互いがゲームをしたいと思わなければゲームは始まらない。「ボードゲームをする」という行為は、日常の行動の中に当てはまりにくい特殊な時空なのかも知れない。人が二人以上いてしかも目の前にきっかけがあるタイミングのみ、ボードゲームは成り立つような気がするのである。
そこで、いつも目に触れるところにあることが必要であると考え、出しっぱなしで仕舞わないインテリアボードゲームというプランを考えた。
オセロは最後までしないと勝負がつかない。チェスや囲碁や将棋は敷居が高く、構えてしまう。もっと、イージーなゲームを作りたい。碁石の五目並べが、気楽さという点で最も近いところであったが、それ以上の新しさが必要だった。
私は新たな駒のデザインを考えだすことで、新しい感覚の7目並べを考えることにした。そして、自分と相手の駒が一体化したカタチにたどり着いた。
自分の駒を布石する時に相手にも駒数を与えてしまうこと、この置き方によっては自分が不利になったりすることもあり、深い先読みが要求される。そして、短時間で勝敗が決まる、イージーで、インテリア性の高い新しいゲームが完成した。