従来、パーティションは効率的に空間を分割し、隣接するエリアの気配を消すことでそれぞれの独立したエリアの作業性能を向上させてきた。しかし、そこにメンタルな要素を加えた時に、パーティションにはもうひとつのカタチがあることに気づいたのである。
それは、全く逆の発想であった。ある意味、非効率に見える曲線での空間分割、そして向こうにいる人の気配を感じられることである。 硬い無機質な表面から、柔らかな伸縮性ニットの作る3次元曲面、透過する光、障子のように映るシルエット。すべては、空間的効率だけでなく、そこにいる人たちへのメンタルな効率を求めた結果だと言えるのではないだろうか。
メンタル効率に加えて、もう一つのコンセプトはエコであった。従来型のパーティションは、パーティションパネルの重量、それに伴う輸送コスト、人件費、施工費。また、多部材に渡る構成のために分別廃棄しにくい問題を伴っていた。Falceは押し出しアルミ部材とニット地のカバーで構成されているため、容易に分別、再生化ができる。また、ユーザー自身が組立てられるのことで輸送や在庫時のコンパクトさを実現し、加えて、カバーを着せ替えたり、洗ったりできるロングライフ設計にしたことで、トータルなライフサイクルCO2の低減化を実現した。